記事一覧

これができれば走りが激変!トロットドリル!

 

 みなさんこんにちは。ShoesPicksでは、記事数の大幅強化に取り組んでいるところです!みなさんは、陸上に関する色々な記事をすでに読んでくださいましたでしょうか?

 ShoesPicksでは、様々な記事が全て繋がっており、沢山読めば読むほど、陸上への理解が深まるようになっています。是非こちらの記事も合わせてお読みください!

 その反面、様々な情報が入ってくると、こんなことになっていませんか?

 

・どれからやればいいのか分からない。

・結局、練習メニューにどうやって取り込めばいいの?

 

 そんな方でも、安心してください。今回ご紹介するドリルは、どんな方にも絶対にオススメできる万能ドリルです!練習メニューへの組み込み方も簡単!ドリルの後に毎日継続して行うだけで、1ヶ月程度で走りが改善して行きます!

 そんな誰にでもオススメできる万能ドリルが、「トロットドリル」です!

 

速くなるための必須スキル!お尻で地面を捉えるための練習法とは!?

 

早速ですが、トロットドリルとはなんなのでしょうか?詳しく解説して行きます!


トロットドリルとは下記2つを達成するために行われるドリルです!

 

 <目的>

・体軸を作り、地面を力強く捉え、大きな反発をえるため

・臀部を使った接地の感覚を覚え、接地時間を短くするため

 

 

 

 まず、トロットドリルを行う目的の1つに、体軸を作り、地面を力強く捉え、大きな反発をえるためというものがあります。地面を力強く捉え、強い反発を地面からもらうことができれば、ストライドの増加や、接地時間が短くなることによるピッチの向上(前回の記事で解説しました!詳しくはコチラ!)を実現することができます。

 体軸を作り、地面を力強く、、、なんか凄く聞いたことありますよね!?学校の部活の顧問、クラブチームのコーチ、トップ選手の陸上教室、どこでもこの「軸」と「反発」はよく出てくるワードですね。

 2つ目は、臀部を使った接地の感覚を覚え、地面から受け取った力を前に変換していく技術を習得するための練習です。

 臀部での接地、力の生み出し方に関しては、ShoesPicks内での記事でも何度か紹介しております!

 この記事の理解をより深めたい方、ぜひ下記の記事も同時に読んでみてください!!

【走りのエンジンとは】お尻の筋肉で足が速くなる理論

これであなたも接地マスター!!臀部マターの接地の重要性

 

 このトロットドリルの革新的なところは、上記の二つの要素を同時に習得できる点にあります。この2点を同時に習得できることがなぜ素晴らしいかというと、垂直方向の力を貰うスキルと、それを水平方向の力に変換する二つを同時に行うことができるからなのです。(まさに、反発と進展理論ですね!反発と進展理論はこちらで解説しています!ぽちURL)筆者の個人的な意見で恐縮ですが、昨今の陸上の練習において、この2つをシームレスに会得することができる練習はそんなに多くないと思っています。

 上記でも述べたように、軸づくりや反発というのはどなたでもよく練習されてると思います。ただ、その垂直の力を水平に進むためにどのように活かせばいいのか、を体感できる練習ってあまり聞いたことがないです。(むしろ、一番知りたいのはここですよね!ジャンプだろうが軸づくりだろうが、全ては短距離を速く走るためにやっているはずなので。)

 しかし、そこに意識を向けず、軸づくりや地面の反発の練習をしているだけでは誰よりも速く走るためには要素不足であると私は考えております。

 実際、軸づくりと反発を貰う練習は、陸上選手なら毎日のようにドリルなどで練習すると思います。しかしながら、重要なのは軸づくりや反発ではなく、それを使ってどうやって前に進むかだと私は考えます!ここのつなぎをしっかりと意識しつつ、ドリルなどで練習されている選手は非常に多くはないと思います。この2つの要素を同時に練習できるトロットの凄さ、なんとなく理解していただけたでしょうか?

 このトロットを行う際に非常に重要なのが、「臀部を使った接地」です。水平方向に体を進めるにあたり重要になってくる要素こそが、この「臀部を使った接地」なのです!!今回ShesPicksでは、この練習の目的、トロットドリルの具体的なやり方をメインに解説して行きたいと思います!



トロットドリルのやり方

 

  早速ですが、トロットドリルのやり方について学んでいきます。

これが、トロットの基本形です!

 

 

 如何でしょうか?なんとも言えない動きですね。笑

   コツとしては、大きく2つです!

   1つ目は、脚を切り替える際に、接地脚に重心を素早く移動させることです。

   2つ目は、接地側の脚をつっかえ棒のようにして着地することです!

※この時、まっすぐにつくことを意識しすぎて、膝を伸ばさないようにしてください。

 

 これを軸に、いくつかのパターンに分けてドリルを行なって行きます。

 パターンは下記の全部で3パターンあります。ひとつずつ見て行きましょう!

 

・トロット(基本形)

・トロットハードル(間17足長)11歩⇨ジャンプ

・トロットハードル(間17足長)7歩⇨ジャンプ

・トロットハードル(間17足長)3歩⇨ジャンプ

 

 

 

 ピッチは変えず、ストライドを伸ばしていくイメージで行いましょう。間の歩数は少なくなりますが、極力ピッチを落とさずに行うのがポイントです!

 足先や膝だけで行うと、素早いピッチで行うことが難しくなります。なぜなら、地面を引っ掻く動きでは地面から反発が得られないため、接地時間が長くなってしまうからです。

 また、特に膝進展ではなく、股関節手動で行うことを意識して行ってみてください!

 腰が上下動せず、まっすぐ進んでいくことが理想ですね!

 ※膝や足首だけで行っている人は、股関節が進展しないため、腰が落ち、腰から進みません。

 そのほかにもポイントは沢山あるので、下にまとめました。

 

 

 

 

  • ・ピッチは落とさない
  • ・足音は、引っ掻くような音ではなく、太鼓などを叩くようなしっかりした音になることを意識。
  • ・脳天まで反発が響いてくることを意識する。
  • ・足首関節などに頼らず、股関節、お尻を使って進んでいる感覚を身に着ける。
  • ・常に足裏全体で捉える。足首やつま先で進もうとしない。
  • ・膝関節の進展ではなく、股関節の進展のみで進む

 動きに関しては、本当に見たままの動きなのですが、意外とやってみると難しいです。笑

 毎日続けることで、少しずつ上達させて行きましょう!ポイントをひとつずつ丁寧に抑えればどうということではありません!

 力強く地面を捉えることができるよ

うになることで、接地が安定し、地面からの反発で走る感覚が身に付くことと思います!








 



関連記事

  1. routine-top

    集中力を爆上げするメンタルトレーニング【ルーティーン】

  2. 反発をもらう走り方アイキャッチ

    「反発」をもらう走り方の原理とコツ〜陸上短距離選手向け

  3. top-zone

    超集中状態”ゾーン”に入れる”意識理論”を体得しよう いかに無意識を…

  4. 短距離走における、トップスピードとは何か?

  5. meditation-top

    【瞑想×ルーティーン】集中力を高めるルーティーン動作実践編

  6. 100m前半型後半型1

    100m前半型と後半型の人の決定的な違い

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP