走り幅跳びも他の競技と同様に、
<自分のタイプ>と<スパイクのタイプ>を合わせることが必要です。
ここでは、<スパイクのタイプ>について各社間の”カンケイ”を丸裸にしていきます。
まずは、結論から。
ハイ、どーん!!
日本における大手4社間の関係図は上図のようになります。
横軸は、<母指球一点に乗ることで接地する> or <踏切時に平らに接地する>
縦軸は、<助走スピードを重視> or <完全な踏切を目指す>を示しています。
では、気になる4社の特徴は・・・?
・アシックス
〜女子ウケ・人気者スピードくん〜
キーワード
女性選手 典型的な日本人型 助走にスピード欲しい
アシックスと言えば、その助走スピードの出しやすさに定評があります。
また、日本スパイクに共通である接地のしやすさがあり、
まさにフラット接地×スピードを両立したmade in japanのスパイクです。
そのため、日本人からの指示は高く、特に助走スピードを欲している女性に大人気と言えるでしょう。
これを裏付けるように、
ランキング2位のlong jump pro(2018版)は女性のみの統計では18/96と約5人に1人が使用するスパイクです。
・ミズノ
〜ヤマトダマシイ太郎〜
キーワード
男性選手 幅広めな日本人 踏み切りに命を捧げる者
THE・ニッポンとも言うべき、履き心地です。
日本人のトップ選手たちの6割、2人に1人以上が使用しています。
特に男子に限って見ると、68/95人と約3人に2人以上が履いています。
跳躍×フラット接地という跳ぶことに特化したものになっています。
ミズノ製の幅跳び用スパイクは全て”GEO PLATE TYPE-J”という
セミフラットソールに統一されており、どれも最高級の仕上がりです。
ソールが同じということはどれを買っても同じですが、
中には、JAPANという名前を冠したスパイクがあり、
これを履いた時のやる気は凄まじいものがあります。(筆者談※個人差アリ)
とは言え、同じ年度のスパイクでもアッパー部の素材の差などで、
微妙な個体差が生まれたりすることもあるようです。(某N大・混成種目出身のB◯D店員談)
購入の際は、履き心地で判断するのをオススメです!!
・ナイキ
〜開国シテクダサ〜イ・NIKE提督〜
キーワード
アシックスより短距離のように走りたい デザインがやる気につながる 足幅が細め
最近、着実に人気になりつつあるナイキです。
簡単に言えば、ギリギリ幅跳びスパイクといったような見た目。
何なら短距離スパイクなのではないかと疑うくらいです。
つまり、圧倒的にカッコイイのです。
ただし、侮れないのが
その使い心地。しっかりと幅跳びスパイクであり
見た目の通り、助走のしやすさです。
また、海外産の商品に共通する安さで試しやすいのも特徴です。
アシックスの走り心地は良いが、少しゆったりし過ぎていると
感じる方には試す価値ありです!!
・アディダス
〜怪物くん〜
キーワード
世界クラスのフィジカルを持っている 指にストレスを感じず跳びたい 靴に関わらず、助走が尋常じゃなく速い
彼の名前はアディダス。またの名前を怪物くん。
このスパイクは、ソールが分厚くカタイ。そして硬い。とにかく固い。
また、ゆったりとしているためリラックスした状態で使用できます。
世界の舞台を見ると履いている選手をよく見かけるが、
これはこのスパイクの硬いソールを曲げることができ、その反発を利用できる者のみが
望む結果を手にしています。
つまり、このスパイクは最高の荷重と最高のスピードを最大限サポートするために作られています。
ただし、残念なことに現時点では日本人トップ選手で履いている方は、2名しかおらず(2018時点)
使用には大きな技術・能力が要求されることが予想されます。
今回はこの辺で、おわり〜
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